愛犬のがんを防ごう!早期発見と早期治療!

犬でも死亡率の高いがん

犬も人間と同じように、がんになります。
犬にとっても死亡率の高い病気ですが、発症メカニズムが解明され、最新の医療によって早期発見と治療ができるようになってきています。
早期のガンの場合、症状が分かりづらく、発見が遅れる場合もあります。
そのため、普段から犬をよく観察しサインを読みとることが大切です。
人間と同じように犬の体も小さな細胞が集まって出来ています。
細胞は必要に応じて分裂して、古い細胞は死に、新しい細胞と入れ替わりながら健康な体が保たれています。

がんは一般的に高齢犬がかかりやすい病気です。最近では体にいいペットフードでペットの寿命が延びてきてます。
反面、高齢化した長寿犬が増えて、がんにかかりやすくなっているのが現状です。

なぜがんはできるの?

残念ながらがんを予防するのは非常に難しいです。普通に生活していても、どんな犬でもがんになる可能性があります。
がん細胞が発生する要因はさまざまです。散歩中の排気ガスや、飼い主のタバコの煙、食品添加物、ストレス、遺伝、ウィルスなど
がんになる原因は人間と変わりません。
がんの要因として、上記をあげましたが、具体的に原因を特定するのは非常に困難です。

犬が発症しやすいがん(腫瘍)の種類と特徴

乳腺腫瘍

乳腺腫瘍とは、乳腺にできる腫瘍で良性と悪性に分けられます。
メス犬の50%以上を占める割合で多くみられる腫瘍です。乳腺腫瘍の半分は良性の腫瘍で、残りの半分は悪性です。この悪性の腫瘍の大半が肺などに転移します。

普段のコミュニケーションからお腹全体をやさしく触診し、しこりがないかチェックしましょう。不妊手術をすれば、乳腺腫瘍の発症率が下がります。出産の予定がなければ乳腺腫瘍の予防のために手術を受けることをおすすめします。

メラノーマ

メラノーマとは悪性黒色種とも呼ばれています。口腔内に発生しやすい腫瘍でがんの一種です。
人間の場合、メラノーマの発症率は10万人に数人ですが、犬の場合は、人のメラノーマに比べて発症率がとても高くなっています。
口の中や皮膚と粘膜の境などに黒い腫瘍ができます。舌にできることもあり、中には黒くならないものもあります。

原因は、硬いドッグフードや骨ガムなど外部からの慢性的な刺激が原因です。
小豆くらいの大きさのうちにとってしまえば治ることもありますが、発見時にすでに転移していることもある転移性の高い悪性のがんです。
歯磨きの際に、口の中をよく観察するようにしましょう。早期発見が大事です。

肥満細胞腫

肥満細胞腫とは犬のがんの一種で基本的に悪性の腫瘍になります。
犬の皮膚に発生するがんで体の表面に塊のような腫瘍ができます。
この病気は犬の体の中にある「肥満細胞」が腫瘍化して増えることで皮膚や皮下、体内にしこりを作り、さらにリンパ節や全身にまで転移してしまう病気です。
下半身にできるものは悪性が多く、大きくなると手術しても再発しやすい危険な病気です。皮膚のしこりの他に、ほとんどの犬に胃潰瘍ができ吐血して死亡する例も少なくありません。

これといった予防方法はありませんが、犬と頻繁にコミュニケーションをとり愛犬のサインに気づいてあげましょう。早期発見、早期治療が大切です。

早期発見・早期治療

散歩中に気づく愛犬のサイン

食事中に気づく愛犬のサイン

遊んで気づく愛犬のサイン

手入れ中に気づく愛犬のサイン

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