息が荒い

息が荒い

犬は1分間に安静時、平均で18~25回程度の呼吸をします。
犬は人間と違い汗をかかないので、体温調節のために口で呼吸をします。
運動後に舌をペロンと出しながらハーハーと息をしているのはそのためです。

ですが暑くもないのにハーハーと息が荒いのは、病気のサインです。

どんな病気が考えられる?

・激しい咳
 → 気管支炎、ケンネルコフ
・弱々しい咳
 → 肺炎、肋骨骨折、胸膜炎
・口の粘膜が白っぽくなる
 → 寄生虫感染 脊髄の病気
・発熱(39.5度以上)
 → 伝染病、感染症
・暑さのせいで、ぐったり
 → 熱射病

呼吸が苦しくなると、少しでも呼吸を楽にしようと、
犬は前足を開いて突っ張り、あごを突き出して胸を開いた姿勢をとります。
無理に寝かせず、楽な姿勢を保って病院へ運んであげてください。

老犬の場合、要注意!

老犬の場合、具合が悪いと呼吸が荒くなる症状を見せることが多いです。
心臓疾患、肺気腫などの病気の場合多く、また、死期が近づいている可能性もあります。
また逆に遅い呼吸の場合でも、苦しそうなそぶりを見せていれば急を要します。
普段と違って急激にこんな症状が現れたのであれば、早めに獣医師に相談してください。