うさぎをペットとして迎える前にうさぎの特性を知ろう!

ペットとして飼われているうさぎたちは、アナウサギが飼育目的に改良されていったものです。野生のアナウサギは森や草原、畑などの地下に「ワレン」と呼ばれる巣穴を掘って生活しています。そして日中のほとんどを巣穴の中で眠って過ごします。
ペットのうさぎたちも狭いところが好きだったり、日中は寝てばかりいることが多いと思います。これはもともとの習性によるものです。

うさぎの習性

穴掘り

うさぎは前足で穴を掘る習性があります。家の中で畳やじゅうたんを掘る仕草をすることがあります。これは土を掘って巣穴を作っていた昔の野生の習性が残ったものです。

マーキング

オスのうさぎは、おしっこを飛ばすことがあります。これは「マーキング」といって縄張りを主張するための本能的な行動です。
野生の習性が残った行動ですので、なかなか治すことは難しいと言われています。去勢をすると治ったという事例もあるようです。

かじる

うさぎはものをかじるのが大好きです。これも本能ですので、なかなかやめさせるのは難しいようです。かじり木を与えたり、かじられたくない場所はカバー等をして対策しましょう。

匂い付け

うさぎの顎の下には臭腺地というニオイを出す器官があります。ここから出てくる分泌物を擦り付けて、縄張りを主張します。
これも野生時代から残る習性になりオスに多く見られます。

うさぎの生活パターン

睡眠

野生うさぎは早朝から夕方にかけて眠りますが、熟睡をすることはありません。外敵から身を守るために、常に耳や鼻を働かせています。ペットのうさぎも音や匂いなどの環境の変化には敏感です。
ゲージを静かな場所に置くなどして、落ち着いて眠れる環境を作ってあげましょう。

食事

うさぎは草食動物です、野生のうさぎは山に生えてる草や木の皮などを食べています。ペットのうさぎには干し草やペレット(うさぎ専用の餌)をメインに与え野菜や野草、果物を副食として与えましょう。

排泄

うさぎのうんちには黒くてコロコロしたうんちと、ぶどうの房状の柔らかいうんちの2種類があります。黒くて硬いうんちの方は、あまり臭くありません。

運動

うさぎは後ろ足が強く、後ろ足を使って思いっきりジャンプします。高さ50cm〜60cmくらいなら余裕で飛び越え流ことができます。足も速いですがスタミナはあまりないようです。

うさぎの成長

幼少期

誕生〜4ヶ月頃(人間に例えると0歳から9歳頃)
うさぎの離乳は生後2ヶ月くらいなので、それまでは母親や兄妹と一緒にいるのが理想的です。家族に迎えてからは信頼関係づくりが大切になります。

青年期

4ヶ月〜3歳頃(人間に例えると9歳〜30歳)
性成熟の時期になると自我が目覚め、大人になるとやんちゃをするちょっと難しいお年頃。1歳を過ぎると体の成長はひと段落し、心も成長して落ち着いてきます。

壮年期

3歳〜5、6歳頃(人に例えると30〜50歳頃)
大人として心も体も落ち着き、家族との絆もしっかりできてくる。とても良い時期。
平穏な時だからこそ、いずれくる老後に備え健康のレベルを保てるようにしましょう。

老後期

5歳、6歳〜(人に例えると50歳以上)
5歳を過ぎると病気がかかりやすくなってきます。
毎日の様子をよく観察して、病気の早期発見を心がけます。
歳を重ねるとトイレの失敗なども出てきますが、優しく接してあげましょう。

関連記事

  1. ペットとしての地位が急上昇!うさぎの魅力は?

気になる記事をチェック