紀元前3,000年にエジプトで飼われていたというフェレットはイタチ科の小動物です。人懐っこくて、遊びが大好きというキャラクターはフェレットならではのもの。アメリカでは犬、猫についで第三の人気ペット。日本に入ってきたのは最近のことで、犬のような性格と猫のような行動を取るのがフェレットの魅力です。
フェレットの種類
ペットショップで売られているフェレットには2つのタイプがあります。
一つ目は、におい袋(肛門腺)をとり、オスは去勢、メスには避妊の手術を施したタイプです。
イタチ科の動物が放つ強烈な匂いの元を断ち、ペットとして飼いやすくするためとされています。
このようなフェレットを「スーパーフェレット」と呼びます。
二つ目は、なんの処置も施していないフェレットです。当然、においがきつく性格も荒っぽいというのが特徴です。
フェレットはスカンクに似た特色があり、肛門からにおいを吹きかけて攻撃します。また肉食でタンパク質を中心に摂る為、ウンチの匂いがきついのも特徴です。
ペットとして飼いやすいのは前者ですが、後者の方でもにおい袋を取り、去勢手術を施せば大丈夫です。費用は8〜9万円かかることが多いです。
フェレットの大部分はアメリカから入ってきているスーパータイプが多く、生産している会社の名前をつけて呼んでいます。
フェレットの性格
フェレットに野生はいませんが、その祖先は岩山や森林に住んでいました。エサは小動物や小鳥などを食べる肉食性の動物です。
なので、フェレットが昆虫などを食べたとしても決しておかしくありません。また、果物や野菜も好んで食べます。
フェレットの1日は、遊んで、寝ての繰り返しです。ついさっきまで遊んでいたのに、気がつくと眠っていたということが頻繁にあります。飼い主の帰宅がどんなに遅くても、飼い主が帰ってくると喜んで迎えてくれるところがフェレットの可愛いポイントです。夜行性ではありますが、飼い主の生活サイクルに合わせられるのもフェレットの魅力の一つです。
フェレットの特性
潜り込むのが好き
フェレットは隙間や穴に潜る習性があります。ソファーや冷蔵庫の後ろなど、頭が入るだけのスペースがあるとするりと潜り込んでしまいます。猫と同じように体が柔らかい特徴があります。
フェレットの安全のためにも、洗濯機や冷蔵庫のモータ部分はふさいでおきましょう。またコードをかじる癖もありますので、コードにもなんらかの対処をしといたほうがおすすめです。
飽きっぽくて、好奇心旺盛
フェレットは遊びが大好きです。ボールや猫じゃらしなどでよくじゃれていますが、ずっと同じことを繰り返すというのではなく、すぐに別のものに関心を示してしまいます。熱しやすくて覚めやすい性格なんですね。
お風呂が大好き
フェレットは水を嫌がりません。お風呂も好きです。定期的にシャンプーをしてあげると喜びます。
犬や猫とも仲良くできる
フェレットは犬や猫とも仲良く暮らすことができます。それにとどまらず、ネズミや小鳥、うさぎなどとも仲良くすることができます。もともと社交性が高い動物です。
フェレット同士でも喧嘩することがほとんどない代わりに、相手を思いやったり、守ったりという正義感は少ないようです。
ただし注意しなくてはいけないのは、フェレットよりも小さな動物は、遊んでるうちに怪我をさせてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
次回もフェレットについてお話しさせていただきます。
楽しみにしてて下さい!