便の異常

便の異常

猫の排便は1日に1回ないとしても、2日に1回くらいあれば心配しなくても問題はありません。
下腹部に触れてゴロゴロした便がたまっているように感じる場合は、病院へ受診してください。
比較的尿や便の検査は安価で多くの病気がわかりますので、定期的に受けるのをおすすめします。

便の色で病気をチェック

黒っぽい便

胃や小腸内で出血が起こっていると思われます。
血液と混ざりながら便が作られて出るまでに時間がかかり、黒っぽくなります。

赤っぽい便

血がまざって赤くなっています。「出血性腸炎」「腫瘍」などの病気が考えられます。

緑もしくは黄色っぽい便

小腸で十分な消化吸収が行われておらず、急速な通過が起こっている場合、便が緑色になることがあります。

白もしくは灰色っぽい便

カルシウムの与えすぎが原因ではないかと考えられます。
胆汁の分泌量が少ない場合や、膵液が十分分泌されていない場合も、消化不良で白っぽい脂を含んだ便が出ます。

猫は人間と違い言葉が話せませんので、このようなちょっとした変化にいち早く気づいて病院へ連れてってあげましょう。
また、便に異常がある場合は便の「サンプル」を持って行くようにしましょう。
もしくは便の写真を持って行くだけでもスムーズに診察を受けることができます。