尿の色がおかしい

尿の色がおかしい

尿は血液の老廃物ですので、健康状態を教えてくれる手がかりとなります。
飲んだ水の量でも尿の色に変化がありますので、尿の回数やにおい、排尿時の姿勢などにも変化がないか注意するとよいでしょう。

色で判断!どんな病気が考えられる?

茶褐色
・膀胱炎 ・尿道炎 ・前立腺炎 ・前立腺膿瘍 ・尿路結石症  ・脱水症 など
赤い
・膀胱炎 ・尿道炎 ・ねぎ中毒 ・溶血性貧血 ・殺鼠剤中毒 など
濁っている
・膀胱炎 ・尿道炎 ・子宮蓄膿症 ・前立腺炎  など
キラキラ光る
・膀胱炎 ・尿路結石症

色が薄い
・ホルモンの病気 ・水分の取りすぎ
色が濃い
・肝臓、胆のうに異常 ・水分不足

尿の変化は主に腎臓・尿道・膀胱などの病気が考えられます。
尿が赤いのは、いわゆる血尿です。炎症や結石で出血している可能性があります。

尿が濁るのは尿に膿が混じっているためです。においも発する場合があります。
犬は毎日おしっこをするので、日頃から愛犬の様子をしっかりと見てあげましょう。

ねぎ中毒!?ねぎを食べたらどうなるの?

犬にねぎ類を与えてはいけない!はよく聞きますが、
なぜ犬にねぎ類を与えてはいけないのでしょうか?
誤って食べてしまった場合いったいどうのような症状を引き起こすのでしょうか?

なぜ犬にねぎるいを与えてはいけないのか?

ねぎ類を食べ過ぎたりすると「ねぎ中毒」を起こし、赤血球が破壊され、極度の貧血状態になり、赤い尿がでます。
それはねぎ類に含まれる【 アリルプロピルジスルファイド 】という赤血球を破壊する物質が原因です。
人間はこのアリルプロピルジスルファイドを消化するための酵素が体内になるため問題はないのですが、
犬はその酵素がなく、中毒になってしまいます。
たとえ加熱処理してあるねぎ類でも、ねぎの毒性は消えません。

ですがよほど大量に食べなければ起こりませんし、中毒を起こさない犬もいます。
赤い尿が出たときは中毒の可能性があるので、
ねぎ類を与えていなかったか、また誤って食べていないか確認してみましょう。

ねぎ中毒の症状は?

赤血球が破壊されるため、主に貧血や血尿が症状として現れるのですが、
悪化すると貧血で突然倒れてしまったり、心拍数が異常だったり、呼吸困難になったりします。

ねぎ類を口にしてから大体半日~5日後に症状が現れますので、
食べてすぐに中毒反応が出るわけではありません。

ねぎ類を食べたと気づいたら、どうすればいいの!?

まずは食べてしまったねぎ類をを吐き出させるようにしましょう。
異物の吐き出させ方については、いざという時の対処法のページををご覧ください。

吐き出させるのは簡単ではないので、もしできないようでしたらすぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
その際、食べた量やいつ食べたかなどわかることはメモして獣医師にお伝えください。