尿の異常
個々の猫の体格や体重、食事の内容で変わりますが、
1日の平均的な排尿量は100cc~150ccほどで、排尿回数は2~3回です。
尿が出ないときや多い時、回数が多い時、血尿が出る時、排尿時に痛みがある際は病気の疑いがあります。
どんな病気が考えられる?
・尿石症(トイレに行くが尿が出ない、痛がる、血尿)
・膀胱炎(尿が少しずつしか出ない、尿が濁っている、痛がる、血尿)
・慢性腎不全(水を多く飲み尿の量が多い)
・急性腎不全(水を多く飲み尿の量が多い)
尿石症
猫は尿が出にくく、結石ができやすい体の構造をしています。
そのため結石が膀胱や尿道を傷つけて炎症がおこることがあり、特にオスの猫に多い病気です。
膀胱炎
膀胱内に細菌が侵入・感染し、炎症を起こす病気です。「尿石症」を併発することもあります。
水分をたくさん飲ませて対策を。
慢性腎不全
加齢や他の病気が原因で腎臓の機能が徐々に低下し、正常な働きをしなくなる病気です。
特に高齢の猫に多いので、ある程度歳を取ったら定期的な尿検査をおすすめします。
急性腎不全
色々な影響で腎臓がダメージを受けて、急激に腎臓の機能が低下する病気です。
進行が早い病期ですので、早期発見が非常に重要です。