毛が抜ける
換毛期のある犬の場合、ある程度の毛が抜ける事には異常はありませんが、さすがに地肌が見えるまで抜けてきたら異常と思うべきでしょう。
こまめにブラッシングをし、脱毛が起きていないかチェックすることは重要です。
どんな病気が考えられる?
アトピー性皮膚炎
主にアレルギー物質が原因で起こるものです。
なんらかのアレルギー物質に反応してかゆみや赤みが起こり、皮膚の状態が悪化して、さらにかゆみが広がっていきます。
アトピー性皮膚炎は1度かかると完治しにくい病気ですので、早めの受診をおすすめします。
脂漏性皮膚炎
頭・耳の後・耳の中・鼻翼の外側などの脂漏部位は脂が出やすい位置であり、ここに出来る湿疹を脂漏性皮膚炎といいます。
フケやカサブタのようなものができ、そこの皮膚部分と一緒に毛が抜けおちたら脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。
甲状腺機能低下症
左右対称に抜けた場合、ホルモンの異常が原因です。
甲状腺機能低下症は甲状腺の腫瘍や萎縮、または破壊によって機能が低下してしまう病気で、主に老犬に多くみられます。
クッシング症候群
副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることによって起こる病気です。
クッシング症候群には予防方法はないと言われています。
したがって早期発見、早期治療を心がけることが何より大切です。