最近では日差しに暖かさを感じるようになり、人間も動物も日向ぼっこが心地いい季節になってきましたね。
特に猫ちゃんは、陽の当たる場所でのんびりとくつろいでいるイメージがありますが、今回は猫ちゃんの日向ぼっこが好きな理由やその効果、注意点などを紹介していきたいと思います。
日向ぼっこをする理由・効果
眠りやすい環境
野生では狩り以外の時間は眠ることで体力を温存していたため、
その名残で猫ちゃんは1日のうち14時間程度は眠って過ごすと言われています。
また恒温動物は体温調節のためにエネルギーを消費しますが、
日光浴によって体力を使わずに体温を保てるため、
無駄なエネルギーの消費を防ぐことができるのです。
猫ちゃんにとって陽の当たる場所は、人間がお布団をかけて眠るように、
暖かく寝心地の良い場所と言えるでしょう。
殺菌作用
人間がお布団を干すのと同様に、猫ちゃんは日光浴をすることで、
紫外線に弱い細菌やウィルスの殺菌・除去に効果があると言われています。
また紫外線にあたることでダニ駆除の効果があり、乾燥し湿気をとるためダニの増殖を防ぐとも考えられます。
日向ぼっこの注意点
室内飼いの猫ちゃんに日向ぼっこできる環境を作ってあげるのは大切ですが、
猫ちゃんが脱走したりケガをしないように十分な注意が必要です。
直接日光浴ができるように、窓を開けたりベランダを利用する場合は、
脱走防止の柵やネットを張るなどの工夫をしましょう。
室内飼いの猫ちゃんにとって外の世界は危険がいっぱいですので、
工夫した上でできるだけ飼い主さんの目の届くところにお昼寝スペースをつくるのが良いでしょう。
また、日光浴が大事だからと言って、ケージに入れて外に出したり、
逃げ場のない場所に閉じ込めることは熱中症や脱水症状で命にかかわる危険もありますので決してしないでください。
猫ちゃんの意思で自由に出入りできる環境を作ってあげてください。
最後に
日向ぼっこは猫ちゃんがリラックスし、健康維持にもつながる大切な役割であることがわかりましたね。
外に出さなくても、室内に入る日光を上手に利用して、猫ちゃんの日向ぼっこ空間を作ってあげることはできます。ぽかぽかと幸せそうに眠っている猫ちゃんのそばで、飼い主さんもリラックスした時間を過ごしてください。