真ん丸い目が愛くるしい手のひらサイズのちいさなフクロウを、ペットとして飼う方が急上昇中だそうです！

今や「猫カフェ」ならぬ「フクロウカフェ」まであり、テレビでも紹介されフクロウが大ブームになっています。
もちろん札幌市内にも、可愛らしいフクロウと触れ合えるカフェがいくつかありますよ♪

触れ合うだけじゃもの足りない！やっぱりフクロウを家族にしたい！
という方のために、フクロウの入手方法と飼い方・病気の注意点などをまとめてみました。

 

普通のペットショップで購入できるの？

販売している通常のペットショップもありますが、やはり数は少ないようです。
珍しい動物を取り扱っている専門店も増えている傾向にありますが、お住まいの地域の近くにない場合は難しいですよね。
さらにフクロウの人気が上昇しているため、人気の生体は容易に手に入れることは困難なようです。

 

ネット販売で購入することはできないの？

残念ながら、動物はネット販売はできません。
2013年に動物愛護管理法が法改正され、ネット販売に制限がかかり、必ず”対面販売”をしなければならないのです。
ただしネット上でお気に入りのフクロウを探し、予約をしたうえで対面販売が可能な店舗もあります。

 

エサはどんなものを食べるの？

フクロウのエサは、「ドックフード」「キャットフード」のように「フクロウフード」は存在しなく、
新鮮なネズミ、ウズラ、ヒヨコなどの生肉を食します。肉食動物なのです。
スーパーなどに売っている生肉だと、血抜きがされていてフクロウにとって栄養が足りないため、
爬虫類・猛禽類用として売っている冷凍ネズミや、冷凍ヒナウズラなどを購入し、細かく切って与えましょう。
近くに売ってなくとも、インターネット上で購入できますので活用してみてください。

 

鳥かご（ケージ）はどんなものを用意すればいいの？

フクロウを飼う場合は、次のようなものを準備しておきましょう。

・太い止まり木

フクロウはインコなどの小鳥と違い、止まり木にしっかりとつかまってるわけではなく、上に乗っているだけなのです。
なので足全体がしっかり乗るくらいの太さの止まり木を準備しましょう。

・周囲を隠すことができる大きめのケージ

生体の大きさにもよりますが、フクロウにストレスを与えないよう、大きめのケージを準備しましょう。
また、フクロウは周囲を確認するとき、クルクルと首を動かします。他の鳥と違って、視界が狭いのです。
つまり非常に周囲の状況に敏感になりやすいため、落ち着ける空間を作ってあげるために周囲を隠すことができる構造のケージを準備しましょう。

・ピンセット（食事用）

フクロウのエサを与えるときに使用します。先が曲がったタイプが使いやすいです。

・水浴び用の容器、または霧吹き

フクロウも他の小鳥と同様に水浴びをします。小さな容器に水を張って置いておいたり、霧吹きを使って少しずつお水をかけてあげるのもよいでしょう。

 

これが一番大事！猛禽類を診てもらえる動物病院、通える範囲にありますか？

もしフクロウが病気やけがになったとしたら、お住まいの近くの動物病院で診てもらおうと思っている方が多いかもしれません。
ですが犬や猫と違って珍しい動物。猛禽類をしっかりと診れる専門の獣医さんが近くにいると安心です。

 

フクロウのかかりやすい病気は？

・趾瘤症（しりゅうしょう）

足の裏におこる皮膚の異常です。傷からの感染が多く、足元の不衛生やつめの伸び過ぎが原因と考えられます。

・アスペルギルス症

アスペルギルスとは黒カビのことを言い、カビの中でも最も危険と言われているアレルゲンのひとつです。
ストレスなどが原因で感染し、肺や気管支を破壊していく恐ろしい呼吸器疾患です。

・感染性胃腸炎

ウイルス性の食中毒のことを言います。エサであるウズラなどから感染することが多いようです。
ウズラなどの生肉は内臓等を取り除いた後に、しっかりと水で肉を洗ってあげることが大事です。
生肉を与えなければならないので、リスク管理を確実に。あなたが思っている以上に徹底していきましょう。

 

様子がおかしいな？と思ったら

あまり身近にいる動物ではないので、小さな変化だと「あれ、おかしいな」と気づくのも難しいかもしれません。
飛ぶ距離が短くなった、寝ている時間が多くなった、小さな変化かもしれませんが、命にかかわる病気になっている可能性も否定できません。
まずはしっかりとご自宅でフクロウの体調（食事、衛生面）を管理し、診てもらえる獣医師を予め把握しておきましょう。

 

犬や猫と違って珍しい動物の為、ペット保険も少ないです。
責任と愛情を持って、フクロウライフを楽しんでみてくださいね。