札幌市でも動物病院の数は増加傾向にあります。

ペットとして飼われている動物たちの数は、実は年々減少傾向にあります。
平成28年度の全国犬・猫推計飼育頭数によると、
犬は987万8千頭、猫は984万7千頭飼われているそうです。
トータルの飼育頭数は2008年をピークに徐々に減少しており、
特に犬は年々減少の一途をたどっております。

しかし逆に日本の動物病院の数は増加傾向にあるのです。

2004年からの統計で、毎年200院前後の増院があるという結果が出ています。
動物病院の経営側からすると、市場競争が激しくなっているということになりますが、
利用者側の私たちにとっては、ペットの症状にぴったりの病院や、
獣医師との相性が良い病院、営業時間や病院の場所など、
多くの病院から最適な病院を選ぶとができるというメリットが増えます。

また、動物病院という枠の中でも専門特化して、
ペット専門眼科や皮膚科などの動物病院もあります。
犬・猫専門の病院はありますが、小鳥専門医や爬虫類専門医の病院もあるほどです。

札幌市内にも200院ほどの動物病院がありますので、
みなさまが求めている動物病院を見つけるお手伝いができたらと考えております。

動物病院の選び方のポイント！

親身になってくれる、説明がわかりやすい

動物病院を選ぶ際、最も大事なのは獣医師さんが親身になってくれるかではないでしょうか。飼い主さんの立場からすると、家族同様の大切なペットの体調不良は大変心配ですので、その心境を理解してくれたうえで、親身になってサポートしてくれる獣医師さんの存在は何より心強いものです。
また、今後どんな検査が必要か、薬の効果と副作用についてなどの説明がわかりやすいという点も良い動物病院の特徴です。
病状や治療方針の適切な説明と、飼い主さんの承諾をきちんと取った上で治療をするインフォームドコンセントをしっかり行っている病院なら、安心して大切なペットを預けられます。
心から動物に向き合って真摯に対応してくれる病院こそ、信頼できる病院と言えるでしょう。

アクセスの良さや専門分野、休診日など

アクセスの良さは重要です。
具合が悪い時の長距離の移動は人間と同様に動物にとっても辛いものです。体調次第では急を要する場合もあります。その場合に、自宅から離れているなどアクセスの悪い場所にかかりつけの病院があると、いざという時に苦労するかもしれません。

次に、在籍する獣医師さんの専門分野も見ておくといいでしょう。
獣医師さんとひとくくりに言っても、専門分野や得意な分野はそれぞれ異なるのが実態です。内科が得意な先生や、手術などの外科が得意な先生に分かれたり、犬・猫が得意な先生と鳥が得意な先生
また、土日祝や夜間に対応しているかなど、営業時間や休診の曜日を確認しておきましょう。飼い主さんの仕事が休みの曜日が休診の動物病院では相性が良くないでしょう。

＜チェック項目＞
・自宅からの距離（アクセスの良さ）
・治療の専門分野
・診療時間と休診日
・ペット保険が使えるか　等

清潔感があり設備が整っている

動物病院を選ぶ際には、設備が整っているか、清潔感があるかも見ておきましょう。清潔感がないと雑菌や細菌などにより大切なペットが感染してしまう恐れがありますし、丁寧な仕事をしてくれないのではと想像してしまいます。
また、動物病院の医療設備は技術進化によりどんどん性能が良いものが出てきています。もちろん高額な最新の設備があるから良い動物病院とは限りませんが、ある程度の設備が整っていないと疾患が特定できなかったりと、十分な検査ができない場合もあります。