犬の健康と病気ガイド
愛犬の病気早期発見・早期治療
いつも一緒にいる愛犬の様子がおかしい?と思ったことはありませんか?
どこか体調が悪いのではないか、何か病気にかかったのではないかと不安になりますよね。
また、深夜に愛犬の様子がおかしくて飼い主さんは心配だけど、深夜にかかりつけの獣医師を起こしてまで病院に連れて行っても良いものか迷いますよね。
不安もよそに翌日には元気に走り回っていたなんてこともあるかと思います。これはこれで安心しますよね!
ただ、いつもがそうとは限りません。いつもと同じだろうと思ってたら思わぬ大病にかかってたということもあり得ます。
悲しい話ですが病院に連れて行かなかったばかりに大切な愛犬が手遅れになってしまったケースもよく耳にします。
このようなことが起きないよう、愛犬の病気のサインを見逃さず状況を的確に判断するのも飼い主の務めです。
人間と一緒でどんな病気であっても、早期発見・早期治療は基本です。飼い主として、どんな状態であれば病院に連れて行くべきか、またどのくらいの緊急度なのかが判断できるようにしなければいけません。
下記にケース別に症状を記載してますので参考にしてみて下さい。愛犬に最良の判断をするお手伝いができればと思います。
普段と違う愛犬の11の症状は?
1 — 熱がある
2 — 下痢・便秘
3 — 尿の色がおかしい
4 — 息が荒い
5 — 息・耳・お尻・皮膚が臭い
6 — 歩き方がおかしい
7 — 毛が抜ける
8 — 水をたくさん飲む
9 — 目やにが出る
10 — 鼻水が出る
11 — いざという時の応急処置
普段と違う症状が出た時に正しい判断をするには、普段の愛犬のことを把握しておかなくてはいけません。
・通常時の脈拍 ・通常時の体温 ・通常時のトイレの回数
今日からでも間に合いますので、ぜひご自宅の愛犬をしっかり観察してカレンダーにでも書き込んで見て下さい。
ペットは人間より寿命が短い。
犬は個体差や生活する環境にもよりますが人間よりもはるかに寿命が短いです。
小型犬と大型犬で成長スピードが違います。小型犬は1年で18歳になるのに対して、大型犬はまだ12歳と成犬になるまでは小型犬の方が早いです。老化するのは大型犬の方が早く6歳くらいか始まってしまします。
従って大型犬の方が寿命も短いのです。
犬の年齢の数え方
上記の表を見ると、愛犬の介護も覚悟しておかなくてはいけません。
特に大型犬は介護は必須です!
大型犬は床ずれを起こしやすく、寝込んでしまった時のケアは非常に重要です。
長生きしてる愛犬で結構多いのが「がん」です。犬の寿命は伸びていますが、結果「がん」になってしまうケースもあります。現状犬の死因の中でもトップです。
日頃から、愛犬のサインを見逃さず早期発見・早期治療を心がけましょう。判断が難しい場合は、近くの動物病院に相談しましょう。
早期発見・早期治療の4つのポイント
・散歩中に気づく愛犬のサイン
・食事中に気づく愛犬のサイン
・遊んで気づく愛犬のサイン
・手入れ中に気づく愛犬のサイン
愛犬のお手入れと予防6つのポイント
7日~10日の割合でシャンプーやブラッシングを行う。
7日から10日の割合でお手入れするのが理想です。定期的にお手入れしているのに、臭いやフケが出るようならお近くの動物病院に相談しましょう。
歯磨きをする。
犬でも歯磨きした方がいいです。年を取るにつれて、歯石がたまったり歯周病にもなりやすいです。小さい頃から歯磨きの癖をつけておきましょう。
ワクチン接種
犬も生命にかかる感染症や伝染病を防ぐには、ワクチンを打つこと。ワクチンは1回の接種でいくつかの病気を防ぐことが出来る混合ワクチンが主流。どのワクチンを接種したら良いかはお近くの動物病院に相談しましょう。
フィラリア予防
フィラリアは犬が蚊に刺されることでその幼虫が体内に侵入します。
フィラリアの予防薬は動物病院でもらうことができます。ただ、飲み方を間違えると愛犬の命に関わってきますので、薬を飲む前は獣医師の検査が欠かせません。
万が一かに刺されてしまった場合は、お近くの動物病院に連れてって下さい。
健康診断
健康診断はワクチンなどの予防接種をするときに一緒に受けるのがオススメ。基本的に1年に1回で大丈夫。病気をした後や、高齢犬の場合で、心配であれば半年に1回受けるようにして下さい。ご希望の方はお近くの動物病院に相談しましょう。
通常時の脈拍、体温、食事、トイレの回数
人間同様ペットも健康状態を知っておくことが重要です。正常な状態を知ることは愛犬のバロメーターとなり、異変を早期発見することができます。異変が続くようならお近くの動物病院に相談しましょう。